インフルエンザとバファリンの関係性について調べている女性

インフルエンザの症状が出ている時にバファリンを服用してはいけないこと、知っていましたか?知らない方、結構いらっしゃると思います。種類によりますので、きちんと知識を得ましょう!

インフルエンザが鼻粘膜で増殖し意識障害が起きる脳炎

インフルエンザにかかって、けいれん・意識障害・異常行動等が急速に進行する神経症状が見られ、血管がつまったり、臓器が動かなくなる、その結果命にかかわる重篤な疾患をインフルエンザ脳炎・脳症と言います。

脳炎と脳症を区別するのは、難しいですが、脳に直接にウィルスが浸透し炎症を起こせば脳炎であり、脳内にウィルスが見つからず、過剰な免疫反応が見られる場合を脳症と言います。

脳炎と脳症は症状が似ています。が、重篤な症状は脳症です。重篤な脳症の方を説明します。脳症の発生は急です。インフルエンザにかかった1-2日で発症します。8割程度の確率で、発熱後、数時間から1日以内で神経症状がでます。特に有効な治療方法もなく、対症療法のみです。

現在は主に1-5歳程度の幼児がこの病気にかかります。

この脳症は原因がまだ解明されていません。しかし、有力説があります。インフルエンザウィルスは最初に鼻粘膜に感染し、ここで増殖し、全身に広がります。当然脳にもウィルスが侵入していると考えられます。しかし、脳炎においてはウィルスが発見できますが、脳症においては、ほとんど脳にウィルスを発見することはできません。

インフルエンザの毒性は強く、このために免疫系が強くダメージを受けます。インフルエンザはサイトカインに影響を及ばします。サイトカインは免疫調整・病原体排除の役割がある物質です。インフルエンザはこのサイトカインネットワークに影響を与えます。その結果過剰な免疫反応が起きて、高サイトカイン脳症になります。この脳症は意識障害が起きます。さらに悪化すると、呼吸がとまったり、臓器の障害へと進み、重篤化します。

鼻粘膜に一番近い脳は側頭葉といって、感覚・感情を調整する働きがあり、この側頭葉に障害が起きると、幻覚・幻聴が起き、異常行動に発展します。